2013年2月18日月曜日

「三菱マテリアルが核産業廃棄物を200リットル入りドラム缶にして、約4万本を地下1階と2 階に保管中」について

スーパーアリーナ隣りの4 万8千坪の敷地 (東京ドーム約3個分)に、三菱マテリアルが核産業廃棄物を200リットル入りドラム缶にして、約4万本を地下1階と2 階に保管中という知らせがネット上にありました。

施設の案内はこちら 
さいたま地区(旧総合研究所)旧核燃料試験研究施設整備http://www.mmc.co.jp/corporate/ja/03/06/environment/disclosure/ohmiya_atomic/

三菱マテリアルの過去の新聞記事はこちら http://www.geocities.co.jp/NatureLand/2198/2000/News_mitsubishi_material.htm

 関連の大宮・北袋の経過についてはこちらhttp://www.geocities.co.jp/NatureLand/2198/Histry/keika.html

FRCSRでは、一年ほど前、三菱マテリアルの脇を数年にわたり通勤した方から、結婚後、4回流産。双子をもうけるが一子は死産。もう一子は虚弱かつ持病あり、の報告を受けています。


 

2013年2月16日土曜日

大阪で線量が上がっているようです

大阪で線量が上がっている、というお知らせがいくつかありました。
Twitter上でも話題にあがっているようです

大阪に限らず、震災瓦礫を受け入れ、焼却している地域の方は、十分注意してください。過去に、瓦礫焼却に伴うと思われる、とみなさんからご報告のあった症状の主な内容は下記の通りです。

・目のかゆみ、涙目
・アレルギーの悪化(喘息、金属アレルギー含む)
・アトピーなど皮膚疾患の悪化
・喉の痛み
・花粉症のような症状
・鼻炎の悪化
など

皮膚、粘膜、吸気の違和感、異常が主に報告されています。
人によっては、脱毛、フケ、など髪や頭皮に違和感の出ることもあるようです。

マスク、ゴーグル、長袖、帽子などで守る必要があります。また、窓は閉める、換気口など空気の出入り口は塞ぐ、洗濯物は内干し。コート、ジャケットなど頻繁に洗濯しない衣類(特に一番外に羽織る類いのもの)は、外で埃を払い、直接クローゼットに入れたりしない。というようなことも大切です。

また、特に、小さなお子さんが直に座って遊ぶ公園の砂場や遊具類にも注意が必要です。

できれば、線量計を利用され測定される事をお勧めします。よく利用する公園、学校などの公共施設は、グループを作り定点観測で注視されると、個人での監視の負担が軽減するもの、と思われます。


2013年2月14日木曜日

避難生活・久しぶりの面会 気をつけていただきたい事

震災から二年を間もなく向かえ、各地で避難生活を送られる方も増えてきました。

避難されていらっしゃる方にとって、家族との面会は何よりも楽しみの一つかもしれません。特に、母子避難などお父さんと離れているお子さんも多く、きっとその時をお互いに心待ちにされていると思います。

さて、その面会について、重複する気になる報告がありましたので、ここに記しておきたいと思います。一件は、茨城から大阪に母子避難された方(お子さん1歳)、もう一件は福島から神戸に母子避難された方(お子さん8歳)です。

いずれも、お父さんが久々の家族との面会に、避難先に滞在される度に、お子さんに咳、鼻水、熱、などの風邪のような症状があり、お帰りになりしばらくすると症状が治まる、というものです。確認したところ、いずれも、お持ちになった荷物を室内に入れる、子供部屋に荷物を置いている、ということです。

類似例ですが、避難先に荷物が届き、段ボールを開けたら咳が止まらない。同じように、送られた荷物の中のウールのマフラーを巻いたら咳が止まらない(この場合は洗濯によって以降、咳は軽減された、ということです)という報告があります。

小児は非常に放射能感受性が高く、その感受性は、大人の20倍、女の子は男の子の2倍、胎児の感受性は子供達より更にもっと高いと言われています。

空港や駅でのお出迎えでお子さんを抱っこされ、荷物を室内に持ち込んで、そのままお子さんが膝の上でお父さんと遊ぶ、というようなこともあるかもしれませんが、 お気遣いいただければ幸いです。

できれば、お迎えはお子さんは避ける。靴や荷物は可能な限り隔離する。お父さんは、まずひと風呂浴びて旅の疲れを落としてからお子さんと遊ぶ。また、避難先での衣類は避難先専用のものを用意する。などの工夫が必要と思われます。

久しぶりの面会が双方にとって心地よくあるための工夫を、ご家族でお話しされてみてください。

どうか、有意義で楽しい滞在となりますように。

2013年2月13日水曜日

カルディコット博士講演DVDについて

福島にご住所のある方へ、一枚のヘレン・カルディコット博士のDVDを無料でお届けする。FRCSRはこの小さなプロジェクトを2012年のクリスマスにスタートしました。当初、50枚の無料送付を予定していましたが、現在は、どなたかが一枚購入されると福島からご要望のあった方に一枚をお送りすることにしています。そして、福島のみなさんへの送付は、間もなく400枚になろうとしています。これは、丁度、福島で300名収容のホールで講演が一度開催されたことと同様です。ここに至るまでに、たくさんの方たちのお力添えがありました。心より感謝いたします。

福島は事故発生の地でありながら、情報が湾曲され、隠蔽され、そこで暮らされている方々は、被曝についての情報を正しく受け取りにくい環境下にあります。誰よりも真っ先に知るべき人たちにきちんと情報を届けたい。私たちは、そのように考えています。そして、これは人権です。同時に、福島以外のみなさんにも、あなたが何処に暮らしていても、できる限り多くの方達に、被曝と健康被害について知っていただきたいと思っています。

このDVDを制作した背景には、みなさんから寄せられた二つの大きな声がありました。一つには、自分の不安を他の人に解説できない、ということ。相手が近しい人であればあるほど感情論になってしまう。これは、311以降、最も多く寄せられた声でした。また、この声には、断片的な知識では一通り解説できない、というもどかしさも伴っていました。二つ目は、講演会があっても行く事ができない、ということ。近隣で開催されても、時間が合わない。託児の手が見つからず行く事ができない、という方も多くいらっしゃいました。

もし、すでにお手元にこのDVDをお持ちの方は、ぜひ、親しい方と、またグループで、さまざまな教育機関で、上映会を行ってください。そして、あなた自身が、パートナーとあなたが、あるいは自分たち家族が、学校や暮らしている町が、どのようにあるべきなのかを考えていただきたいのです。

中には、避難する事が必要だと分かっていても、さまざまな理由で動けないでいる、という方もいるかもしれません。でも、どうか、あきらめないでください。そして、そうした方を責めないでください。もし、お子さんがいらっしゃれば、お子さんだけでも先に汚染の少ない場所へ移動できる方法を一緒に模索してあげてください。今、多くの人たちに、寄り添い、気持ちをナビゲートする手助けが必要なのです。

行動を起こす、意識を変える、そのためには被曝による健康被害をきちんと知る必要があります。

一人でも多くの命が、どうか、つながりますよう、ご協力をお願い申し上げます。


Shino Yasutomo
Executive Director
FRCSR

2013年2月11日月曜日

Fukushimaヴォイスの記事「日本経済新聞の電子版記事 「放射線と発がん、日本が知るべき国連の結論」(1月17日付)、 著者ジェイムス・コンカへの反論」が the ATOMIC Ageで紹介されました

2月7日に配信のFukushimaヴォイス「日本経済新聞の電子版記事 「放射線と発がん、日本が知るべき国連の結論」(1月17日付)、 著者ジェイムス・コンカへの反論」が、 the ATOMIC Age (atomicage website) で紹介されました。

元記事  http://fukushimavoice-eng.blogspot.ca/2013/02/a-rebuttal-to-january-11-2013-article.html

掲載記事 http://lucian.uchicago.edu/blogs/atomicage/2013/02/09/a-rebuttal-to-the-january-11-2013-article-by-james-conca-like-weve-been-saying-radiation-is-not-a-big-deal-posted-on-forbes-website-via-fukushima-voice/

*元記事 日本語版 http://fukushimavoice.blogspot.ca/2013/02/117.html 

医療関係者の方は必ずご確認お願いします

東北3県の医師を対象にした意識調査が行われました。結果、要点は下記記事の通りです。

「福島県の医師19%が体調不良 震災前の3・5倍」
東日本大震災の被害が大きかった東北3県の医師を対象にした意 識調査で「健康状態が良くない」との回答が福島19・4%、宮城14・1%、岩手12・8%に上ることが10日分かった。特に福島は震災前に比べ3・5倍 の高さ。震災でストレスを感じるとの回答も福島で62・9%に達し、宮城51・6%、岩手39・2%に比べ際立つ結果となった。
 調査した日本医師会総合政策研究機構は「医師不足の中で過酷な勤務を長期間続けているほか、福島では東京電力福島第1原発事故によるストレスの影響もあるのではないか」とみている。
 3県で2012年8月下旬から9月中旬にかけて調査した。

2013/02/10 18:48   【共同通信】

調査データは下記、PDFです。医療関係者の方は下記2点の元データを必ずご確認下さいますようお願い申し上げます。(ダウンロード可)

日医総研ワーキングペーパー No273.「被災地の医療に関する医師の意識調査」ー東北3県の医師を対象にー

日医総研ワーキングペーパー No273. 別冊 自由回答